続・隗より始めよ

利尻島より発信中

第10回昆布漁

time 2014/08/26

もはや空気は秋。
肌寒い中での、第10回昆布漁は、5時〜8時半の3時間半。
いったいいつになったら終わるんだーーー!
が、贅沢は言えない。
ウニが獲れない以上、昆布を採らなければ収入にならん。
黙々と、作業をする私だった。

帰り道、まだ干し終わっていない漁師仲間の手伝いをしてきた。
通りかかってしまった以上、見て見ぬふりはできない。
頼んでいるパートさんたちが仕事の都合で帰ってしまったらしく、たった3人で作業しているんだもん。
困ったときはお互い様、少しでも人数が多い方が励みになる。
たいした役にはたたないのだけど、少しお手伝いしてきたよ。

そこでの作業は、本当に心地良かった。
実に気持ちよく働ける。
段取りもきちんとしているし、ひとつひとつが丁寧だし、動きも干し場も美しい。
笑顔で仕事が出来る環境というのが、いかに大切か。
同じ肉体労働なのに、全く疲れを感じることがなかった。
パートに他人を頼んでいる人たちの干し場は、活気がある。

うちのように家族だけでやっていると、なんでもかんでもいい加減。
それが私には大きなストレスになるのだ、とわかった。
私は決して昆布の仕事が嫌いなわけではなく、うちの環境に耐えられないだけだったのかもしれない。
家族揃って何度言ってもゴミを投げ捨てる習慣にはウンザリ。
仕事場を自らゴミだらけにするということが、心の底から理解できない。
これは、美意識の問題なのだ。

干し終えて振る舞ってくれたごちそうにも感動した。
朝から、枝豆、からあげ、焼き鳥、おにぎり、バナナなどなど。
手間をかけたごちそうが、疲れを癒してくれる。
いつでもめいめいが勝手に食べているうちとは大違いで、仕事が終わってからゆっくりと食べられる。
ああ、私の欲していたものはこういうものだったんだなあ、って思った。
落ち着く。

仕事のメリハリ、お互いのねぎらい、そういう普通のことが、うちには存在していない。
私だけが声を荒げて改善しようとすることに、疲れ果てていたのだ。
美しい干し場で仕事ができて、今日は本当に楽しい昆布干しだった。

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