続・隗より始めよ

利尻島より発信中

前代未聞の暴風雨に襲われて

time 2015/10/02

ものすごい風の音で目が覚めたのは6時。
その頃には猛烈な風が吹き始め、1時間足らずの間にいろいろなものが吹き飛ばされていく光景を目の当たりにした。
利尻空港での観測では、風速43.7m。
外に出ようものなら、100㎏を超える夫でも吹き飛ばされる勢いだった。

裏にある小屋では屋根が大破。
いつ倒れてもおかしくない小屋だっただけに驚きはしなかったが、やはり現実を見るとおそろしい。
ここのおじさん、この小屋で昆布を作っているようだった。
昆布が無事ならばいいけれど・・・

お隣の家では蔵の庇と扉が大破。
テレビのアンテナが倒れ、引き込み線が切れて停電も。

我が家でも、屋根が数枚吹き飛ばされた。
下の部分と頂上の部分が飛ばされてしまったが、今のところ雨漏りはない。
雨が小康状態だったことが救いだったのかもしれない。

道路に飛んできた、どこの家のものかもわからない屋根一式。
これ以上飛ばされないよう、何か中に重しをかけているようだ。
もはや町はひっちゃかめっちゃか。
これを北海道弁では『わや』と言う。

これほどまでにわやになっておきながら、けが人の情報は入っていないのもまたすごい。
本当に朝6時台は、ただただ風の威力の前に恐怖を感じて何もできなかったよ。
波が道路にまで押し寄せる地区は通行止め。
電柱も折れ、あちこちで停電があったが、これまた我が家は無事。

少し風が収まってから海を見てみたが、確かに9mの波と言われてもそれほどまでの高さを感じなかった。
ものすごい大時化ではあるが、想像していたような津波クラスではない。
ただ、波よりも暴風の方が島の人たちも想定外だったようで、午後からは偵察に回る車も増えていた。
家ごと吹き飛ばされた空き家もある。
商店や小屋のシャッターは、見るも無惨な壊れ方。
そうでなくとも掘っ立て小屋の多いこの島では、とにかく何でもかんでも吹き飛ばされる。
吹雪ではかなりの風も経験してはいるが、そんな時には必ず屋根には雪が乗っている。
今日のようにむき出しの状態で暴風雨にあおられた経験はなかったようだ。

夫も当然現場仕事が休みになったので、割り切って一日中昆布作りにいそしんだ。
おかげでかなりはかどったよ。
今のところはだいぶ風もおさまったけれど、まだまだ油断のならない状態。
通行止めも解除されてはいない。
これ以上の被害が出ないで済むよう、祈るのみ。

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