続・隗より始めよ

利尻島より発信中

泉屋のクッキーでタイムスリップしてみた

time 2014/10/25

神奈川出身、現在利尻島民の友人から、泉屋のクッキーをいただいた。

なつかしーーーー!この缶を見たのは、30年ぶりくらいだろうか。
子供の頃、おばあちゃんちに遊び行くと、必ずあったお菓子の缶。
いろいろあったけれど、その中でもこの、泉屋のクッキーだけは別格。
レトロな雰囲気満点で、すごくわくわくしたものだ。

中身はこうして仕切られていて、均等に食べるということがなかなかできない。
特に、フルーツの乗っかったリングにだけは、なかなか巡り会えなかった。
驚くべき事に、このフルーツ、今でも手作業で乗っけているらしい。
昭和2年の創業以来、ずっと変わらぬ姿形、そして味。

当たり前の物に歴史が加わったとき、そこには感動が生まれる。
私の心は、一気に子供時代にまでタイムスリップした。
開けた時に、いつもこんな風に満タンにクッキーが詰まった状態ではなかった。
半分くらいだったり、もうほんの少しくらいしかなかったり。
開けた時にすでになくなってしまっていた仕切りの中には、どんなクッキーが詰められていたのだろうと想像し、きっとそれがおいしかったのだろうと勝手に悔しい思いをしてみたり。
居間でなく、おばあちゃんの部屋で見つけた同じ缶を開けたら、裁縫道具が詰まっていてガッカリしたり。
数に限りがあるので、いつも集まった従兄弟たちとじゃんけんでひとつずつ取り分けて食べたことまで思い出した。
自分ではまるで意識していなかったのに、ここにはクッキーだけではなく、いつの間にかこんなにたくさんの思い出までもが詰め込まれていたのだ。

泉屋のクッキーは、ちょっとしたデパ地下で簡単に買える。
でも、泉屋に限らずこういうお菓子はあくまでも『おつかいもの』であって、自分用に買うことはない。
別に珍しいわけでも行列ものでもなんでもない。
味は素朴だ、そしてクッキーの食感も今の流行からしたらとても固い。
それが、いい。

このところ、変化、進化ばかりを追い求めていた私に、このクッキーはとんでもない気付きを与えてくれた。
伝統を守って行くことの大切さを。
何十年もかけて、このクッキー缶は私に感動を与えてくれた。
ありがとう!
すごく元気が出たよ!!

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