続・隗より始めよ

利尻島より発信中

デブレスパイラルの抜け出し方

time 2015/07/04

何度もダイエットに挑戦したデブでなければわからないことがある。

痩せるのは簡単だ、と知ってはいるのに、ひとたびリバウンドして、デブレスパイラルに巻き込まれると急に弱気になるのだ。

元々、デブってのは気が小さい。
おそらく、それを隠すために、本能的に脂肪をまとうのだ。

でも、デブは何も努力しなかったというわけでもない。
何度もダイエットに挑戦し、痩せる喜びだって知っている。

ただ、痩せた体型を維持することが、一般人より極端に苦手なだけなんだ。

そのくせ、デブは自分の欠点を指摘されることに対して、異常に敏感だったりする。
調子良く痩せている時にはみんなに褒められるもんだから、積極的に人に会いたくなり、行動的になる。
結果、どんどん痩せる、デブであればあるほど痩せる。

その反面、リバウンドし始めると、途端に自分の殻に引きこもりがち。
元々デブのくせに、こんな簡単なことに失敗した自分、というものをさらけ出すにはとても勇気がいるのだ。
デブはデブなりに、人目を気にして、『あれ?また太ったんじゃないの?』という声を聞くことを恐れている。

そう言ってくれる人は本来、とてもありがたい存在であるとわかっているからこそ余計に、その現実を指摘されると、大いに凹む。
だからといって引きこもれば、さらに太る。
これこそが、おそるべきデブレスパイラルの正体だ。

だが、決して投げやりになっているわけではなく、心の底ではいつでも『痩せたい』と願っている。
一般人からしたら、謎の思考回路だろう。
じゃーダイエットすればいい、それだけのことなのだから。

痩せた身体を維持出来ないのならば、発想を転換し、意識の高いデブとして頂点を目指す道もある。
だが、この道はひどく険しい。
選ばれし者の住む世界なのだ、中途半端なデブは近づいてはいけない。

デブレスパイラルの恐ろしさをわかっちゃいるのに、その入り口で『すぐ痩せられる』などと自分に言い聞かせているうちは、まだ序の口。
そこで引き返せばいいものを、気の小ささから踏み込めずにデブレスパイラルに入っていく。
露骨に体重計を避け始め、もはや体重刑にしか見えなくなってくる。

何かをするには全て『もう少し痩せてからにしよう』という枕詞を付け始めたら止められない。
いたずらに時は過ぎ、気がつけばまた、おなかにタイヤを巻いている状態。

これはコントではない。

実際に、私の身に起こったことなのだ。
デブレスパイラルから抜け出すには、相当に追い詰められた、なにがしかの理由が必要。
ダイエットってのは少しくらいなら続けられても、一生続けるってのはさ、本当に難しいんだよ。
私だって、この47年間、何度トライしてきたことか。

難しいと思っているから難しいんだ、なんて声も聞こえてきそうだけれど。
頑張りが足りないんだ、なんてまっとうな反論も聞こえてきそうだけれど。

でも、少しだけわかってほしい、デブは気が小さいのだ。
また太ってしまった自分を、ちゃんと恥ずかしく思っているんだよ。
それなのに、泣きたいくらいに、そうできない時があるんだよ。
そんな私が、夫の頑張りのおかげでお尻に火がついた。
今まで、ダイエットなどしたことのない夫が、スイスイ痩せ始めた。

『やばい!このままでは、もし未亡人になったときに笑われる!』

夫には申し訳ないが、しゃれではなくそう思った。

病気をきっかけに改心して痩せた夫 VS せっかく痩せたはずなのにまた太った妻

そんな状態でお葬式を出すのは、夫に対して失礼だろう。
パツパツの喪服では、涙を誘うどころか、笑いを誘う。
想像したら鳥肌がたったなり。
きっと、病院でだってこう思われていたに違いない。

『かわいそうにねえ、あの奥さんじゃ食餌療法なんて無理よねえ』

そうだ、デブ妻がウロウロすると、夫には迷惑がかかるのだ。
男のデブと女のデブの、決定的な違いはここなのだ。
夫婦共々太っている場合、99%の確率で女が悪者になる。
それが、世間様というものなのだ。

今回降臨したダイエットの神は、私にそんなメッセージを届けてくれた。
ところが、再度ダイエットに目覚めるときには、なかなか『また頑張りまーす!』なんてコミットはできない。
そう、今度はまた失敗することを恐れている。
イソップになることを恐れている。
だから地道に進むしかないのだ、いばらの道を。

経験から、やるべきことはわかっている。
私の場合は代謝をあげることと、炭水化物を減らすことだ。
昆布作りのために部屋から追い出されていたサウナを再びセッティングし、まずは身体を目覚めさせる。

さすがに昨日は汗が出るまでに時間がかかったが、二日目の今日は、驚くほどの発汗量だった。
これはマジですごい。
がん治療にも使われているというのはダテではないと思う。
元々、マッサージに併用してサロンで使うために買った物だったが、無理して島まで持ってきて本当に良かった。
おかげでこっそりと努力できる☆
今日のプールでは、勇気を出して『また太っちゃったから一生懸命通います!』と宣言してきた。
そう先手を打つことで、太ったわね、と言われずに済む。

せこい手口だ(笑)

でも、ようやく環境が整い始めたら、もはやデブレスパイラルからは脱却している。
あとはやるだけだ、痩せるのは簡単だ。
また積み重ねていけばいい。
ダイエットの何が難しいってね、これに尽きる。

今から痩せよう!と思う事こそが、難しいのだ。

始めてしまえば楽勝なのにね(笑)
なんだかんだ書いたけれど、今回のモチベーションはそういうことなので、夫が余命1年だとダイエットが間に合わない可能性がある。
それは非常に困る。
私が痩せるまでは元気でいてもらわないと!!
たのんだぞ!

お知らせ

現在、メインブログ「利尻なう」にて更新中です!
スクリーンショット 2016-06-29 0.32.03

カテゴリー

過去記事一覧

2017年11月
« 6月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930