続・隗より始めよ

利尻島より発信中

続く訃報

time 2014/04/21

帰ってきてから、訃報を聞いたのは三人目。
わずか5日の間に、だ。
病院でお世話になったおばあちゃんに続き、父の兄、今日はご近所さんが亡くなった。
明るいニュースなどひとつもない。
ちょっと淋しい気分になるよ。

過疎地に移り住んで、お葬式がとても多い事に気付いた。
それだけ高齢者が多いせいもあるのだろうが、狭い人間関係の中だから、全ての情報が入ってくるせいもある。
葬儀のお知らせは有線放送で流されるのだけど、多いときには月に5〜6件も。
どんどん人口が減っていくのを目の当たりにするのは、どこか怖い。

都会にいるときにはなかった、異質の危機感。
訃報を聞く度に、この島に未来はあるのだろうか?という気持ちが頭をもたげてくる。
生まれ育った土地ならともかく、移住してきた身としては、こんな時が一番淋しいものだ。
ここに骨を埋めていいのだろうか?という疑念は、何年経っても消えることはない。
ここでの噂話と言えば、誰かが倒れた、亡くなった、がメイン。

消えゆくもの、壊れゆくものの話ばかりで、新しいもののニュースはない。
元来新しいものに好奇心の強い私は、おいしいレストランがオープンしたとか、変わったショップができたとか、そんな話題の中で生きてきた。
違和感を覚えるのも無理はない。
島にいて楽しい気分にならない一番の原因は、本当はそこなのかな。
興味をひかれる話題がないことが。

ここは観光客にとっては、美しい島だと思う。
一時訪れるには本当にいいところだ。
去年、FXで大損したと言って、フラリと島を訪れた旅人に出会ったけれど、そういう人にとっては何か開眼する土地なのではないかと思う。
以前、どこかで聞いた、

『人は、何かに負けると北に行く。敗北という言葉はそこからきている。』と。

ここは日本の最北端、どこか演歌的な物悲しいムードは否めない。
ハワイ帰りの今だから、こんな感傷的な気分になるのかな。
同じ島でも、あまりにそのエネルギーが違いすぎる。
そして、私はどちらが居心地良いかと聞かれれば、間違いなくハワイ。
申し訳ないが、そこには何のためらいもない。

少し前に話題になった、『置かれた場所で咲きなさい』という本に、当時何かひっかかるものを感じた。
私がこの島に導かれたのは、ここで咲くためなのだろうか?
だとしたら、どう咲けばいいのだろうと考えると、すごく否定したい気分になったことを覚えている。
もしかしたら、今は人生の遠回りの最中なのかもしれない、と考えた方がしっくりくる。
なんだかうまくまとまらないけど、変な感情が心の片隅に居座っている感じ・・・

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