続・隗より始めよ

利尻島より発信中

転覆事故 その後

time 2016/05/13

前代未聞の大事故から二日目。
沖で網が見つかった、ということで、乗組員に招集がかかり、夫は午後から引き上げに行ってきた。
そんなに好天ではなかったから、やっぱり心配だったよ。
それでも無事に、ぼろぼろになった網が回収できたとのこと。
まだ今後はどうなるかわからない、宙ぶらりんな状態ではあるけれど、事故には後片付けが必要。

どうやら船は完全に沈没しているわけではなく、ひっくり返ったままの状態で流されているということが、レーダーで確認できているらしい。
礼文の沖まで流されている、という話だけれど、それも回収に行かねばならないようだ。
沈没してしまった方が、保険的にもあきらめがつく、というのが現実。

実は今年、船がひっくり返る事故は2度目。
幸いどちらでもけが人は出ていないが、4月末にも、なまこ漁の船が危険な状態に陥り、その時には今回転覆した夫の乗る船が救助に行っていたのだった。
なんという因果な話だろう・・・

処女航海が救助、そしてたった3日で転覆してしまうという悲しい運命を背負った船だった。
火事場の馬鹿力ではないが、極限状態に追い詰められると、人間ってのはとんでもない能力を発揮できるもの。
なんと、乗組員の1人が、大荒れの海上で沈みゆく船を、ビデオ撮影していた。

 

その立ち位置を想像するだけでも鳥肌が立つ。
揺れる画面から、さらに恐怖が伝わってくる。
人間以外は、全て流されてしまった。
どんなに話を聞いても、どんなに映像をみても、現場にいた者の恐怖を感じることはできないが、それでもよくこの状況で帰ってきたものだと、つくづく感心する。

拾った命を大切にしなくちゃね!!

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