続・隗より始めよ

利尻島より発信中

股関節患者にばったり

time 2015/03/17

夕方、ドラッグストアに買い物に出かけたとき、知人に会った。
ふと見ると、とっても痛そうに跛行している。
まさか、股関節??
どうしても気になって聞いてみたらやはりそうだった。

彼女とは顔見知り程度で、あまり話したことはなかったし、そんなにしょっちゅう会っていたわけでもないので今まで股関節を患っていることなど知らなかった。
でもたしか去年のお祭りで見かけた時にはこんなに脚をひきずっていなかったように思う。
このところ急に痛みがひどくなったとのことで、札幌の病院では手術しかないと言われたらしい。

私と同じ、先天性の臼蓋形成不全。
骨切り術によって急いで手術すれば、人工関節を免れる、という説明を受けたらしく、とても悩んでいた。

彼女は私より10歳ほど年下だ。
とにもかくにも、富士温泉病院を紹介した。
手術の選択は急ぐ必要はない、少しでもリハビリで効果があるのなら、できるだけ切らない方がいい。
一ヶ月でも休みをとって、ぜひ行ってみて欲しいと。

リハビリ入院という選択は、特に離島在住の主婦にとっては大きな決断だ。
自分が家を空けること、仕事を休むこと、いろいろ考えると二の足を踏んでしまう。
しかし、彼女の歩き方を見ていると、昔の私とまるで同じ。
あの痛みは、経験者でなければわからない。
黙って見ていることなんてできなかったよ。

痩せれば痛みが減るのがわかってはいても、あまりの痛さで、痩せようという気力さえそがれていく。
痛くて動かない、さらに太る。
私が通ってきた道そのものだ。

あの頃の自分を思い出すと、今こうして普通に歩いていることが、まさに奇跡のよう。
自分がかなり良くなったからこそ、すぐに手術ということにはどうしても反対してしまう。
しかし、彼女にとっては、山梨は遠すぎるようだった。
物理的に考えれば、移動時間は札幌の病院に行くのと大差ないのだが、島の人にとって山梨など意味不明。
しかし、股関節の温存療法に関しては、私は富士温泉病院は日本でベストな選択だと思う。
いろいろ病院に対して思う事はあれど、股関節患者にとっては蜘蛛の糸なのだから。

夏の忙しい時期がやってくる前に、せめて一ヶ月。
余計なお世話だと知りつつも、強く入院を勧めてしまった。
私にしては珍しい行動なんだよ。
放っておけなかった、どうしても。
手術に踏み切る前に、情報を伝えることができたことが、少しでも彼女の救いになればいいのだけれど・・・

それにしても、山梨ってそんなに遠いかな?
私にとってはとても近い。
いつでも思い立った時に行けるような距離だ。
羽田から石和温泉への直行バスにのればあっという間。
1便のフェリーで島を出れば、夕食は石和で食べられる。
そんな感覚。

いつの間にか山梨は、私の第2のふるさとになったのかもしれない。
心がそこにあるから、遠く感じることはない。
いろんなことを、今日の知人から気付かされたよ。

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