続・隗より始めよ

利尻島より発信中

入院患者さんが増えてきた。
常連さんが続々とやってきている。
中にはリハビリの効果など期待せず、ある意味静養目的のような人もいる。
以前はこの病院もすごく混んでいたらしいが、年末年始を挟む時期は空いていたようだ。
年が明けて一段落すると、常連さんたちの溜まり場と化していくのだなぁ、と興味深く眺めている。
今日はリハビリの時間が短縮になった。

一応病院の決まりとして、PT、OT共にリハビリは単位で行われる。
1単位20分。
外来患者は1単位、入院患者は2単位、または3単位といった感じで、混雑具合や担当の療法士の判断で進行されている。
そうなると、混雑時よりも閑散期の方が入院治療には適しているだろう。

あまりにも忙しいと、療法士さんたちだって疲れてしまう。
勤務時間以外にも講習会や勉強会でほとんど休みなく働いているのを聞くと、本当に大変な仕事だな、って思う。
次から次へと、分単位でこなすリハビリは、相当の重労働。

ましてや私みたいにビッグサイズをやるのはえらいこっちゃ。
感謝せずにはいられない。
おかげさまで私の仕上がり具合は良好!
痛みの軽減具合には満足している。

股関節の患者さんだけでなく、いろいろな症状のリハビリ難民が集まるこの病院で学んだのは、近道はないということ。
魔法のように劇的に短期間でどうにかしようとするのではなく、少しずつからんだ糸をほぐすような作業を積み重ねることの大切さ。
もう何ヶ月も腕が上がらない患者さんに、ある先生はこう表現した。

『水道管が凍結すれば、どんなに蛇口をひねっても水は出ません。少しずつ管を温めて水を溶かしていけば、自然に出るものです』と。

腕が上がらないから肩をほぐす、といった短絡的な考え方では治療にならない。
症状の出ている現場だけを一生懸命いじくりまわしてどうにかなるほど、身体は単純ではない。
『痛い』『動かない』など、患者は目の前の症状を早くなんとかして欲しいものだけど、そうはいかないということを自然と理解していく。
その過程もまた、リハビリなのだと思った。

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