続・隗より始めよ

利尻島より発信中

理不尽な理屈

time 2015/07/02

このところ、一向にウニの旗があがっていない島では、今日もその値段が暴騰した。
あっさりと、去年の最高値を超えてしまったよ。

高くなるのは、獲れないから。
需要と供給のバランスの問題。
今年は漁師にとって、実に厳しい夏になりそうだ。

逆に、入院治療には最も適した夏になってしまった。
夫はまじめに医者の言いつけを守り、いろいろな数値は改善の方向に進んでいるようだ。
体重はどんどん落ちていき、痩せる楽しみも感じ始めたようで、積極的にウォーキングに取り組みだした。

やればできる。
かなり厳しい病状を指摘され、病院に閉じ込められて監視されれば、こんなにもできるのだ。
私がどんなにうるさく言っても、ジュースを辞めることも、醤油を控えることもしなかったあの夫が。
見方を変えればこれは私に対する侮辱とも言える。
私の忠告など耳に入っていなかった夫に強制しなかった私が悪いのか?

そういう意見もあるだろうけれど、私は違う考え方を持っている。
強制されることなど長続きしないことを良く知っているからこそ、待つ道を選ぶ。
自分がその気にならなければ、どんなにうるさく言われても、人は変わらない。
だからこそ、気付くまでは放置しかないと思っている私が、今責められるのはどうも理不尽な気がしてね。
自分の身体に起きたことは、誰のせいでもない、自分の責任だ。

しかし、そういう理屈は島では通用しない。
今日夫の会社に挨拶に行ってきたのだけれど、なぜきちんと管理しなかったのか、と、今は私が悪者になっている現実が、重い。
これが逆の立場で、入院したのが私だったら、夫は同じように責められるのか?
むしろ、使いものにならないとんでもない女房だと陰口をたたかれるだろう。
この島には、それくらい根強く、女性蔑視がはびこっている。

入院中はおそらく、夫も努力できるだろう。
問題は、帰ってきてから。
反動がこないよう気を付けながら食餌療法を続けていかねば意味がない。
ではそれを誰が担当するのか?という話になれば、必然的に担当は私だ。
となれば実際、私のリハビリ入院などもってのほか、ということになってくる。
男ってのは、そういうところ本当に人任せだ。
やっぱりなんだかおかしい、そんな気がする。
久しぶりに1人で暮らすと、楽に仕事ができることに気付いた。
夫の都合に合わせずに予約を受けることができるし、生活も自分のペースが保てる。
家事も仕事も漁の手伝いも、と、実はかなり精神的には負担が大きかったのだとわかった。

せめて夫が病院にいる間くらいは、自分に優しくしてあげよう。
そう、思ったよ。

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