2016/06/25
現在地、羽田空港。
入院していたのが、遠い昔の出来事のように感じた2週間だった。
昨日、歯の治療が無事に終了したので、いよいよ帰島だ。
山梨の親友には、今週再度お線香をあげに行ってきた。
本当に死んでしまったのだなあ、とは思うのだけれど、まだ現実感はない。
形見のお洋服をいただいてきた。
この淋しさは、時が解決してくれるのを待つしかないのだ。
本当にいろいろなことを考えるけれど、今はまだ、あまり語りたくない。
お見送り恐怖症の私が、大親友を見送った。
今までの人生で最大の苦痛であることは疑いようがない。
そんな中、もう1人の大切な人が、今札幌で入院している。
1月6日から、すでに一ヶ月以上が経過しているのだが、抗がん剤治療を始めたとあって、退院の目処がたっていない。
今日はこれから彼をお見舞いに行き、明日の飛行機で島に帰ろうと思う。
脚の痛みのほうは、やはり日常に戻ってみれば、とても実用に耐えうるレベルではないのだとわかった。
以前よりはましだけれど、公共交通機関での移動はかなり大きな障害があるのだと実感した。
なにしろ、長時間立っていることが、同じ時間歩くよりもかなりつらい。
混雑した電車には特に悩まされたよ。
そんな教訓から、今回は千歳空港からはバスを選択。
大きな駅の構内は、荷物を持った股関節患者には優しくない。
ましてや札幌、雪という強敵もいるのだ。
できる限りホテルのそばまで歩かないルートは、やはりバス。
最良と思われる選択をするのも、容易なことではない。
脚が悪い私にとって、インターネットがいかに有効な武器であるのかを学んだ。
グーグルマップなしでは、もはや生きられないよ(笑)
さて、そろそろ搭乗口に行ってくる。