続・隗より始めよ

利尻島より発信中

選挙

time 2014/09/19

島に来て初めての、町議会議員選挙。

16日から始まった候補者たちの選挙運動が賑やかだ。
21日の投票日を目の前に、町中が大騒ぎ。
今まで、候補者が知り合い、などという選挙は一度もなかった私にとって、異質な世界。
宣伝カーが通る度に、みんな玄関で手を振る光景も、今までは見たことがなかった。

人口およそ2000人のこの町では、120票あれば当確と聞いた。
政治家を目指すには格好の場所なのかもしれない。
今までは全く考えたことのなかった私でさえも、立候補してみようかと心が揺れたことがある(笑)
『正しいことをしたければ、偉くなれ』という踊る大捜査線の名台詞が耳に残っていたせいかも。
ところが、島の生活が長くなればなるほど、正しいこととはいったい何なのだろう、と思う機会が多くなる。
少なくとも、私の正義感はここでは通用しないことの方が多いように思えて。

最近私が候補者の方たちに陳情している事案がある。
現在、島外から利尻町に移住してくる世帯には、補助金の100万円が支給されることになっている。(実際はまだ支給実績はない)
5年以内に島を出るなら返還する、という条件付きの支給のようだが、私が嫁いだ3年前にはその制度がなく、ただの1円たりとも町からお金をいただくことはなかった。

漁師の妻はハンパではない苦労を背負う。
世帯で移住してくる他の職業の人たちの比ではないと思う。
しかも、アウェイに一人でやってきて、この閉鎖的な雰囲気の中で慣れぬ肉体労働をこなしていかねばならないことは、苦難以外の何物でもない。

それなのに、お祝い金はおろか、引越し代すら支給されないとは、こんな不公平があっていいのか!
世帯移住者にも支給しなければそれで済むことなのに、移住促進などといって付け足した余計な政策が、大きな不公平感を生んでいる。

口を揃えて『漁業の発展』と言いながら、どんな人たちをここに誘致したいのだろう?と、疑問は深くなる一方だ。
この町は、いったいどこを見ているのだろう。
親戚の多い人が優位になるだけの選挙が、当たり前のように通用している。
そんなところに若い者やよそ者が、息苦しさを感じていることがわからないのだろうか?
本当に不思議な町だ。

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