続・隗より始めよ

利尻島より発信中

『しったか』と格闘してみた

time 2014/10/07

昆布に悪影響を与える、という理由で、今日試験的に行われた、小さな貝の駆除作業。
漁師総出で直径2cmほどの貝を捕る、という試みは失敗に終わった気がする。
誰も真剣には取り組まず、アワビの下見をしてきた様子。
そりゃお金にもならないものを真面目に捕る漁師なんていないよね。
それでも夫はそれなりの貝を捕ってきた。

これがその貝、島では『磯つぶ』と呼ばれているが、私は昔から『しったか』と呼んでいた。
どうやら地方によってかなり呼び名が変わる貝のようだ。
これがさ、食べるにはおいしいんだけど、超面倒くさいんだよ。
何せ小さすぎる。

貝から針を使って身を取り出す。
数にしたら500個ほども処理しただろうか、今日は午前中いっぱい、しったかに振り回された。
巻き貝は取り出す作業が大変、丼いっぱいの身をためるのには2時間近くも格闘しなければならなかった。
捨てりゃいいのに捨てられない、この真面目さが憎い。

ただでさえ昆布で忙しいこの時期に、まさかしったかに時間をとられるとは・・・
それでも頑張って良かった、と思える懐かしい味。
汲み上げてきた海水で茹で上げ、天ぷらにしていただいた。
悔しいことにおいしい、誰かが剥いてさえくれれば。

最近はこいつが増殖したせいで、昆布にしったかが這った跡が残ってしまうことが問題になっている。
こんな田舎でも、生態系は確実に変わってきているのだろう。
たった一度、こんな形で駆除しても、とてもじゃないけれど追いつくものではなかろう。
もっと根本的な間違いを正さねば、日本の食文化も先行きは暗い。
どうなることやら、だ。

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