続・隗より始めよ

利尻島より発信中

春はたけのこ

time 2015/05/24

春はたけのこ。
やうやう長くなりゆく生え際、少しみつけて、巻き網の頃に食べ頃をむかえるのだね。

なんて、枕草子を詠んでみたくもなる、連日シケの利尻島。

朝出かけたきり浜から帰ってこないので、今日は海に出たのか?と思いきや、夫はなぜかたけのこ採りにいそしんでいた。
たけのこ、と言っても、北海道のたけのこは私の概念とは全く違う。

こいつがそれだ、This is TAKENOKO.
関東では笹竹、姫竹などと呼ばれているだろうか、とにかく見慣れないものだった。
これが島では大人気。
この時期、みんなたけのこ採りに忙しい。
感性のある人ならばここまでの文章でわかると思うが、このたけのこは、『掘る』ものではなく、『採る』ものなのだ。
土の中に埋まっているものではない。
納得できないたけのこだけど、これもとれたてをすぐに茹でる。
食べ方は普通のたけのこと同じだ、いたってシンプル。

茹で上げて皮を剥くとこんな感じになる。
良くお土産物屋さんで見かける、山菜パックに入っているものに似ている。
横須賀でいつも大きなたけのこを食べ慣れていた私にとっては、まるで異質なもの。
香りや迫力は足りないが、あたたかいうちに食べると、見かけによらずおいしい。
普通のたけのこよりもアクが少なく、食べやすい感じ。
てなわけで、本日はたけのこ祭り!!

たけのこと蕗の味噌煮。
蕗はウチの荒れた畑に生え放題、ちょうどいい組み合わせだ。
味噌煮、というのは私にはあまり馴染みがなかったのだが、この前よねさんの家でごちそうになったらおいしかったので、再現して作ってみた。

夫の大好物、マヨたけのこ。
こうするとアスパラにしか見えない、食感も似ている。

たけのこご飯、たけのこ味噌汁、なぜかピーマン肉詰め。
どうだ、たけのこ尽くしだ!!
すっかり春を満喫した。

かなりたくさんあったので、食後の暇つぶしにメンマも作ってみた。
味見しているうちにとまらなくなり、結局平らげてしまったが(笑)
どんなに馴染みのないものでも、食べることに関してはチャレンジをいとわない自分を誇りに思う。
世界のどこでも生きていける、と真剣に心からそう思うが、北海道に来てからも数々のカルチャーショックを乗り越えてきた。
甘い赤飯、甘い茶碗蒸し、砂糖をまぶしたアメリカンドッグ。
そしてこの、細すぎるたけのこ。

郷に入っては郷に従え、とばかりに食の違いを徐々に受け入れてはいるけれど、積極的に食べたいものにはならない。
小さい頃から食べ慣れたものを変更するのは、実はかなりの修行が必要なのだ。
私にとって、北海道の味覚はいつまでたっても珍しいもののままであり、決してソウルフードにはならない。
それでも、こんな作業を楽しむ自分がいることも事実。
たけのこ茹でたり剥いたりするのだって大変だ。
同じ作業をするのなら、楽しまなくちゃね。

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