続・隗より始めよ

利尻島より発信中

記録的大雨

time 2014/08/24

ここ、利尻では、有史に残る自然災害はない。
まるで忘れられたかのようなこの島に、記録的大雨。
とは言っても、住民にはまったくそこまでの危機感はなく、いたって普通に、みんな昆布作りに忙しくしていた、そんな感じだ。
NHKの全国ニュースで報道されるなど、思ってもみなかったよ。

いささか、こんな日に歩くのははばかられたので、今日はウォーキングを中止し、のんきにプールへ。
少し山側に入った道が、山からの水で冠水していた。
しかし、帰りにはすでに水もはけ、普通の状態に戻っていた。
住宅倒壊の被害が出た礼文の映像を観ると、こことのあまりの違いにびっくりする。

利尻の山は大きいので、住民は裾野に住むことができる。
水はなんだかんだで、全て海に抜けていく。
今日はフェリーや飛行機の欠航、そして一部区間の道路通行止めをのぞけば、今のところ大きな被害は出ていない。

通行止めになっているのは、隣町。
ちょうど私が住んでいる地区の反対側あたりになる。
崖が危険なため、まだ一部住民は避難しているようだけれど、今のところさしたる混乱はない。
むしろ、もっと危険を感じる吹雪の日もあったけれど、そちらは一度も報道されたことはない。
今は日本各地に被害をもたらしている、この雨がマスコミにとってはトレンドなのだろう。

あまりセンセーショナルに報道するのもどうかと思う。
観測史上最高の、とか言っても、その観測は平成15年からだったり、と、なんだかすごく適当。
じゃあどうやって『50年に一度の記録的大雨』という結論がでるのかは謎だ。
陸の孤島ならまだしも、本当の孤島にはこうなれば報道陣も入れない。
島の情報はほとんど外に出ていないので、どうとでも大げさに言える。
実際、何人もの友人から安否確認の連絡をいただき、少々驚いている。
今は雨も止んでいるし、皆様方におかれましては、あまりご心配なきように。

むしろ、問題はこの後だ。
大量の土砂が流れ込んだ海は、浜から30mくらいはコーヒー色になっていた。
ちょうど漁をする海域になる。
これがウニや昆布に及ぼす影響の方が、住人には重大な問題。
まさに、死活問題。
実際、ここまでの豪雨を経験したことがないとすれば、海への影響も未知数。
山の豊富な養分が流れ込むことで吉と出るのか、はたまた、泥に埋め尽くされて凶と出るのか?
次に旗が上がれば、ある程度の様子はわかるだろうけれど、心配は尽きない。
なんだか今年は本当に試練の年だなあ・・・

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