続・隗より始めよ

利尻島より発信中

大事件を乗り越えて

time 2016/05/12

2ヶ月以上もご無沙汰しちゃったかぁ・・・
つたないこんなブログを読んでいてくれている皆様、ご心配をおかけしましたが、きよみ、元気です。
決して泣き暮らしていたわけではありませぬ。
親友の死からも少しづつ立ち直り、4月には憧れのビジネスクラスでハワイにも行きました。
いろんなことは、時間が解決してくれる、そう思えるようになってきた頃には、ここ利尻にも春が訪れていました。

と、私にはめずらしくご機嫌取りをやってしまったけれど、やはりこういう口調ではノリが悪いや。
いつもの調子に戻そう。

本当に、ずいぶん長いことブログサボったね。
こんなことは初めてだ。
辞めちゃおうかとも考えていたけど、『書いてくれないと淋しい』そんな声を聞けるとやはり背中を押されるもので、ようやく重い腰を上げた次第。
いろいろと空白期間の出来事も書いておかねばならないのだけれど、今日はとにかく大事件について記しておく。

いきなりだけど、昨日、夫の乗っていた巻き網漁船が転覆してしまった。
幸い、乗組員は全員救助され、けが人も出ていないが、このショックはあまりにも大きい。
去年の儲けで新しく導入した船、航海二日目の出来事だった。

IMG_0232.jpg

初日に30トンもの水揚げがあり、これは幸先がいいぞ!と一気に盛り上がっていたのだけれど、大ドンデン返しだ。
昨日はやませの風が吹き、午後からは荒れる予報だった。
早めに切り上げようとはしていたものの、タイミングがずれたのだろう。
また、新しい船のため、どのくらい積んだらどうなるのか、把握できていなかったせいもあろう。

夫の話では、大きな波を受け、瞬く間に船が沈み始めた。
18トンくらいのホッケを積んでいたらしいが、もうどうすることもできなくなり、仲間の船と海上保安庁に救助要請。
沈み初めてから30分後に、仲間の船に救助されるまでの間、乗組員たちは海に飛び込む準備をしながら、その恐怖に耐え続けねばならなかった。
いくら泳げても、この時期の日本海に飛びこもうものなら、凍死確実。
まさに絶体絶命の、リアルタイタニック状態だったことだろう。

私が夫から連絡をもらったのは、夕方5時。
仲間の船に救助されたという連絡が第一報だった。
心配だったので、6時に港に行くと、漁師達が組合に集結し、パトカーまでもが待機していた。
みんなは大丈夫だと夫から聞いてはいたけれど、ただならぬ状況が私を混乱させた。

人に聞けば聞くほど怖くなるような情報が錯綜していたので、とにかく心配で心配で。
iPhoneの『友達をさがす』で検索してみると、転覆している場所がわかった。

IMG_0241.png

7時まで待っても帰ってくる気配がない。
それでも、仲間の漁師が『海上保安庁が船を引っ張ってくるらしいから遅くなるだろうけど心配ないから』
そう教えてくれたので、とりあえず帰宅して待機。
夫が帰ってきてから、曳航中の船の沈没を知らされた。

まさに、命からがらで帰った夫は、魂が抜けたような、それでいて妙にハイな状態。
頭では大丈夫なつもりでも、身体はそうはいかなかった。
とてつもない恐怖のストレスのせいだと思うんだけど、脈拍と血糖値が急上昇。
意識ははっきりしていたのに痙攣を起こし始めて、あわや救急車を呼ぼうか、という状態にまで陥った。
冷静にググってみると、症状としてはおそらく、糖尿ケトアシドーシス。
インスリンを注射して様子を見ると、おさまってきた。

巻き網に乗って30年以上。
自分の体調も考えて『今年で最後だ』と、挑んだ巻き網で、まさか人生初の転覆事故が起きるとは、夫も予想だにしなかったこと。
誰もけが人なく帰ってきてくれたことが、唯一の救いだ。

どうしてこんな短い期間に、生死について考えさせられることばかりが起きるのだろう。
いつでもそれは、ある日突然やってくる。

親友の死も、夫の奇跡の生還も、私には同じメッセージが聞こえてくる。
いつ死んでも悔いのないように生きることこそが、神様から与えられた最大の課題なのだと。

だからさ、頑張るよ!
船は悔しいけど、もうどうにもならん。
新しい人生を歩みなさいとのお告げなのかもしれない。
このブログを通じて、そっと影から見守ってくれている人たちがいることは、私の大きな武器。
本当に感謝!!

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