続・隗より始めよ

利尻島より発信中

約束

time 2014/02/27

大事件勃発。
心臓の鼓動が早くなり、誰かに騒ぎたくなった。
いざ誰に?って思ったとき、そこには誰もいなかった。
かといって冷静ではいられない。
ここで、頭を整理したいと思う。

事の始まりは、カニ。
今日のうちに送っておきたくて、梱包を終えた荷物を郵便局まで出しに行った。
本当にたまたま、夫の軽トラックで。
いつもならば夫が仕事に乗って出かけるのに、今日に限って乗用車と乗り換えていったからだ。
車内がほこりだらけでいつも散らかっていることは十分承知なので、普段ならばできるだけモノに触らない。
なのに、たまたま確定申告期を控え、ガソリンの領収証を目にしてしまったので、ついでに散らばっている書類を片付けようとしたんだ。
それだけだったのに・・・

領収証の他に、サラ金からの督促状が出てきた。
小さく折りたたんで隠してあった。
契約は、2005年、同じモノが2通。
もう呆然。
あれほど、次は離婚だと言ったのに。
もう、信じられない。
あまりのショックに、頭が真っ白になった。

これは、初めてのことではないのだ。
最初に発覚したときには、もう返済は終わっていると言っていた。
でも、どんなに問い詰めても、どうしてその借金をしたのかは、頑として話してくれなかった。
納得できない部分も多かったが、今後はきちんと話してくれるよう念を押して、問題は一緒に乗り越えていく約束をした。
二度目の結婚で全てを捨てて北の果てまで来た私にとって、帰る場所などない。

だからどんな大きな過ちであっても、一度ならば許す。
その気持ちが私を支えていた。
ある意味、ただの意地だったのかもしれない。
私は別に、裕福な暮らしを望んでいるわけではない。
それが欲しければ、ずっと独身のまま都会にいれば済んだことだ。
お金だけを追いかける日々がイヤになったからこそ、穏やかな暮らしがしたかった。
つましくても日々の暮らしができればそれで充分だと考えて島まで来た。
ただ、借金に追われる生活はどうしてもイヤだ、恥ずかしくて耐えられない。
それだけは夫にわかってほしかった。

そう望んだ私がわがままだったのだろうか・・・
借金の原因はうすうすわかっている。
親兄弟の穴埋めを夫がしていたのだと思う。
そして、それだけは私が口に出せないタブーの話題だった。
たかがお金のことで、言いたいことが言えない仲になってしまっていた。
触れないようにしながら、波風を立てないようにしながら暮らしていただけだ。
私が見て見ぬふりをしているうちに、夫が問題を片付けてくれていたのなら、それでも良かったのかもしれないけれど、今となってはもう遅い。
たったひとつの約束を、守ってはもらえなかった。
夫は私の気持ちよりも、身内をかばう道を選んだのだ。
それがこの3年間の夫婦生活の結果なんだ。
なんとか頑張ってやっていこうと、一人で空回りしていた自分が悲しいよ。

こうして夫のことで頭を悩ませるとき、相談できる相手がいないことが身にしみる。
私はどんな環境下でも割とすぐに友達を作る性格だと思っているけれど、ここでは本当の意味で心を許せる人に出会っていない。
ずっと小さなストレスだったけれど、こういうことがあるとはっきりわかる。
この島は、いつまでたっても私にはアウェイなのだ。

私の価値観や考え方に共感する人が極端に少ないことがわかっている上に、下手な人に相談すれば噂話の格好な餌食となって終わる。
それがわかってしまっているからこそ、動けない。
誰にも言えない、ということが、こんなに苦しいこととは・・・

夫の性格は穏やかで優しい。
島中に「いい人」で通っているし、そうなのだと私も思う。
実家の母や弟たちも、昔からの友達も皆、私が幸福に暮らしていると思い込んでいる。
事実、私はそう思われるよう行動してきた。
心配かけたくなかった。
と、書いて今わかった。

幸福でなかったから、幸福だと思われるように努力していただけなんだ。
信用できないから、信用しようと頑張っていたんだ。
一度ならば許せても、致命的な同じ過ちを二度繰り返す人は、どうしても許せない。
帰ってきたら話をしようと思うけれど、おそらくまた黙秘になることは想像がつく。
私がどうにも我慢できなくなって何かを言えば、今までずっと黙秘だったから。

だからケンカすらできなかった。
気持ちを受け止めてもらったと感じたことは、今まで一度もない。
私はいつも、あきらめてきた。
そうやって、自分の本心を押さえ込んで、生活を守ろうとしていた。
愚かな女だ。

離婚、しようと思う。
先のことはわからないけれど、このままでは私が私でいられなくなる。
離婚も二度目となれば、それこそ自分が許せないほどの大きな過ちだ。
悪いのは夫ではなく、私なのだと思う。
どうしたらいいのかはよくわからない。
ただ、今は、辛すぎる。

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